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鋼材標準納期表(隔週で更新)

【2025年11月27日時点】
※前回(10月31日)の納期表と比較して、変更はございません。

【会社紹介】株式会社メタルプロダクツ

今回は山形県最上郡真室川町に本社を構える「株式会社メタルプロダクツ」殿(以下「同社」)をご紹介させていただきます。
同社曾野部執行役員総務部長、渡邊昴工務課長にお話を伺いました。

■会社概要

  • 同社は昭和40年(1965年)創業、50年以上にわたり鉄骨部材の製造・加工を手掛けてきた胴縁製作トップメーカー。
  • 山形県最上郡真室川町に本社を構え、国内外に拠点を持ち、国土交通大臣認定工場として高品質な鉄骨部材を全国へ供給中。
  • 多様性尊重の社風が特徴、特に女性の活躍が顕著。以下の認定を有しております。
  • 2023年度「はばたく中小企業・小規模事業者300社」(海外分野)
  • やまがたスマイル企業「ダイヤモンドスマイル企業」に認定(ワークライフバランス、女性活躍の推進に取り組んでいる企業として認められた)
  • やまがた女性活躍リーディング企業 認定

主な事業内容と特徴

同社は「軽量鉄骨の二次部材加工」、特に「胴縁加工」を得意とする企業で、複雑な建築デザインにも対応できる一貫生産体制と短納期対応力が他社との差別化ポイント。

建築物の外壁や内装の下地となる「胴縁」加工は元来建築鉄骨加工の中でも手間がかかり、敬遠されがちな分野であり、しかも近年建築デザインは複雑化、益々対応難度が高まっているが、経験に基づくノウハウと豊富な実績を武器とする対応力が同社の強み。

加えて一貫生産体制として建築施工図面の読み取りから、加工・塗装・納品までを社内で一貫して行う体制を整えており、ワンストップソリューションの受け手として現場の「困った」を解決するサービスを提供し、品質と納期の両立を実現している。

もう一つの他社と差別化出来る強みが短納期対応力。

同社は現場での急な変更や部材不足にも果敢に対応し、短納期での胴縁搬入実績を多数有する。

配送に関しては、提携会社との柔軟な連携を活かし、地域の建設ニーズに即応できる体制を構築、特に東日本エリアは全域への納品実績あり。

またBIM連携の強化に取り組んでおり、設計段階からのデジタルデータを活用により精度の高い部材加工・供給を実現している。加えてCAD(Real4)加工図作成も行っており、幅広い鉄骨部材の製造・加工に対応。

海外拠点としてはモルドバ共和国・インドネシア共和国にも事業所を展開していることに加え、足元ウクライナ復興関連事業推進すべく、ウクライナ企業との合弁事業・資本提携を含む連携協議を進めている。

今後も地域を限定せず、グローバルなものづくり企業としてパートナーシップの拡大を目指している。

尚、インドネシア(本社ボヨラリ・支店ジョグジャカルタ)進出の経緯は以下の通り興味深い。

同国より外国人技能実習生(以下、実習生)を受け入れた際に、帰国後の進路について実習生本人に確認したところ、農業分野や畜産分野での仕事に限られるケースが多いことが判明。

日本で習得した技術や経験を活かせる場面が限られるうえ、地方出身者が多く、日系企業にも結びつきが少ないことから日本語を活かす機会も十分ではない現状が課題認識された。

一方で実習生の本音を丁寧に聴取した結果、日本で学んだ知識や技能を活かした仕事をしたいという強い願望があることも分かり、実習制度の本来の目的を達成しつつ、実習生の真の夢・目標・目的を実現するにはどうすべきか社内で長時間議論した結果として、「建築鉄骨製作に関わるCAD・CAMのスキルを日本で習得し、帰国後もその技術を活かす」との目的でインドネシアに新会社を設立した、とのこと。

企業として目指すもの

渡邊社長以下社員を上げて「お客様の『困った』を全力で解決することが使命」をモットーに、社会から活かされていることに感謝しつつ、次世代を意識した改革・改善を進めている。

生産性向上と業務改善につながる投資については、順次実施予定であり、これらの実現を確実なものとするため、日頃からお客様と情報を共有し、同時に社内の体制整備も推進、次世代の工場運営を念頭に情報収集を継続的に行っている。

人材育成・企業文化

同社では人材育成にも力を入れており、社員一人ひとりが「この会社で働きたい」と思えるような、温かみのある企業文化を育んでいる。福利厚生も充実しており、県内外から人材を求め、真室川町に移住して働ける環境を整えている。

真室川町は人口約6,000人の町で、ご多分に漏れず人口減少が急速に進行している。

高校卒業後の教育機関も無く、主な産業が農林業であるため、外部環境の恩恵を受けにくい状況だが、社内で地道に育成を行っており、着実に社員数を増やし、資格保有者も増加中。

社長はじめ幹部やリーダーが自ら資格を取得し、自己研鑽を続けることで、社内全体のレベルアップを図っており、そうした取り組みを通じて本体鉄骨工事ならびに二次部材加工の分野において、多岐にわたる資格を保有。

また同社では、社員が自らの経験をブログにして配信することにより、主体的に考え、行動する力を身に着けられる仕組み作りも構築している。

DOUBUCHIガールズプロジェクトなど、技術力だけでなく、企業文化としての多様性や人材育成にも注力しており、持続可能な成長を目指す。

今後の展望

2038年には売上高100億円の達成を目指し、革新的な製品開発・顧客満足度の向上・生産効率の向上・人材育成など、具体的な成長計画を掲げており、設備投資や海外展開、新事業・新分野進出、DX化促進などを通じて、持続可能な成長を追求する。

同社は胴縁業界の確立を目指すとともに、生産性向上と業務改善を推進していくことで新たなビジネスの機会を創出していく。

鉄急便に期待すること

鉄急便の様なサービスのメリットとして以下の様な機能を期待、今後も機能実装・効果的運営に努めて欲しい。

緊急対応力と即時性

全国ネットワークを活用し、鋼材不足や急な製作漏れに迅速対応し、希少サイズや高規格品も少量から確保可能

新規取引先とのマッチング

信頼できるサプライヤーと出会えることに加え、長期滞留在庫を有効活用し、無駄なく流通させることが出来る

商談の効率化

チャット機能で直接交渉がスムーズでフォームやCSVで簡単に在庫登録・共有が可能

配送と決済の安心感

共同配送でコスト削減&環境に配慮し、決済代行サービスで安全な取引を実現

メタルプロダクツ
株式会社メタルプロダクツ 曾野部執行役員総務部長、渡邊昴工務課長

株式会社メタルプロダクツ
公式WEBサイト:https://metapro.co.jp/
お問い合わせ先:info@metapro.co.jp
電話:0233-25-8888

BIMモデルチェックシステム サービスリリース&無料トライアル受付中

steelnaviが提供しているサービスの中で、2025年11月17日に「BIMモデルチェックシステム」のリリース&無料トライアルを開始いたしました。

鋼構造ジャーナル 2025年11月17月号、鉄構技術 2025年12月号で、本サービスをご紹介いただいております。是非ご一読下さい。

鋼構造ジャーナル2025年11月28日号 BIMモデルチェックシステム記事
出典:鋼構造ジャーナル 2025年11月17月号(鋼構造出版)

出典:鉄構技術 2025年12月号(鋼構造出版)

尚、無料トライアル期間中は、機能の一部に制限あります。本サービス利用ご希望の方には予め事務局より説明をさせて頂きますので、ご利用ご検討の際は、お問い合わせフォームより必要情報をご記入の上、お問い合わせをお願いします。

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加工サプライヤーリスト

鉄急便の加工サプライヤーリストがどなたでも閲覧出来るようになりました。

本リストには「会社名」、「都道府県」、「業種」、「主な加工内容」、「特記事項」、「PRポイント」が記載されております。
ぜひ本リストをご一読頂き、新規加工サプライヤー探しにご活用下さい。

掲載を希望される方は事務局(sbs@bimtec.co.jp)までお問い合わせ下さい。

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