建築分野パッケージ・ソフトの開発を行う、株式会社構造システムは、RC/SRC/S/CFT造建物の一貫構造計算ソフトの新バージョン「構造モデラー+NBUS7 Ver.3」を2023年10月31日にリリースしました。
「構造モデラー+NBUS7」の特徴
- CADで構造図を入力するような感覚で作業できるインターフェースを採用し、構造モデルは建物形状から自動生成します。これにより、図面作成、BIMモデルとして利用可能な躯体形状と解析モデル形状が異なる問題を解決します。
- 構造モデラーは、DRA-CAD、AutoCAD、JW_CADなどのCADファイルから通り心、柱、はり、壁などの部材の配置情報や部材の寸法を自動的に読み込み、部材そのものを自動生成したり、下図として表示しながら部材配置を行うことができます。
- マルチスレッド処理を更に進化させて高速化を図り、BUS-6と比較して計算時間の大幅な短縮を実現しました。
- 計算結果は「NOUT」と呼ばれる「構造モデラー+NBUS7」から独立したビューワーに表示されますので、マルチディスプレイ環境であれば入力作業や計算結果の確認作業を効率よく行うことができます。
「+NBUS7」ひとつで二次部材の入力・計算・出力
「+NBUS7 Ver.3」は、片持ばりと二次部材の荷重計算、応力計算、断面計算に対応。
BUSシリーズのKT-SUB連携とは異なり、二次部材の計算に別のソフトを必要としません。 「+NBUS7」で入力・計算・結果出力を行います。 つまり、主架構の設計に加えて、片持ばりや二次部材の計算、計算書の作成が「+NBUS7」ひとつで完結します。
二次部材のデータを「+NBUS7」で一元管理
「+NBUS7 Ver.3」で入力した片持ばりや二次部材の配筋は、構造モデラーシリーズのデータファイルにすべて保存・管理されます。 これらのデータはBUS-6とKT-SUBの連携では別々に管理されていたのが、ひとつにまとまります。
BIMの世界とつながる
「+NBUS7」は、ST-Bridgeファイルを出力する他、「+Revit Op.」を介してAutodesk Revitの建物モデルを生成、またはRevitデータから構造モデラーの構造モデルを生成できます。 「+NBUS7 Ver.3」は、構造モデラーシリーズのデータファイルに片持ばりや二次部材の配筋情報をすべて保存しているため、「ST-Bridge」や「+Revit Op.」を介してBIMデータに利用できます。
その他の新機能も!
片持スラブの重量計算の改良、風圧力計算の改良、耐力壁の判定の改良、CSV形式ファイル出力の追加ほか、数々の新機能も追加。詳しくは公式WEBサイトをご覧ください。
「構造モデラー+NBUS7」商品詳細
商品価格
既に「構造モデラー+NBUS7」をご利用いただいている会員は、追加料金なしで最新バージョン「+NBUS7 Ver.3」を利用可能。
新規購入、および旧製品の「BUS-6」からの移行価格は下記の通りです。この他に建物の規模を6階建てに制限した廉価版の製品も。詳しくは株式会社構造システムまでお問い合わせください。
構造モデラー+NBUS7 | プログラムの価格 | 年会費 |
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新規購入 | 1,650,000円(税込) | 132,000円(税込) |
BUS-6から移行 | 550,000円(税込) | 132,000円(税込) |
カタログ(二次部材計算)
お問い合わせ先
株式会社構造システム 営業本部
E-mail:sales@kozo.co.jp TEL:03(6821) 1311