BIMプロジェクトで築き上げられる情報を、鉄工所(ファブリケーター)でも活用しなければもったいない!
鉄骨BIM対応するにあたり、導入するべきソフトウェアを紹介します。
- 鉄工所内部の『BIM対応』
- 各業者のBIMモデルを確認できるフリーソフト『BIMモデルビューアー』
- 設計事務所やゼネコン
が基幹としている、代表的なBIMソフトウェアとなります。
S/F REAL4【鉄骨専用CAD】
鉄工所、作図業者導入率 No.1!の鉄骨専用CAD
言わずと知れた、鉄骨専用CADの『S/F REAL4(リアルフォー)』。
鉄骨製作図はもちろん、複雑な鉄骨のモデリングやNC連動、見積・積算、工場の生産計画から原価管理まで、鉄工所で必要とされる機能が備わるBIMソフトウェアです。
steelnavi関連記事:『S/F 生産計画』工程と進捗を一元管理するソフトウェア
steelnaviが注目する、“工程管理”と“進捗管理”を一括把握できる、鉄骨用生産管理システム!
S/F REAL4 公式WEBサイト(外部リンク)
KAPシステム【鉄骨専用CAD】
鉄工所が開発した、鉄工所のための鉄骨BIMソフトウェア
作図はもちろん、特殊鉄骨対応のマクロ作成など、ユーザーリクエストに柔軟に対応する「鉄工所に寄り添った」ソフトウェアです。
大型物件、マルチ入力に対応し、KAP WEBには豊富なアプリケーションを準備。
KAPシステム 公式WEBサイト(外部リンク)
FastHybrid【鉄骨専用CAD】
大型物件処理能力の速さ、図面の見やすさNo.1!
共同作業型の鉄骨専用CADとしてリニューアルし、大型物件への対応力がより強靭になりました。
特筆すべきは出力された各種図面の見やすさ。多くの労力を必要とされる2次元図面へのインパクトも大!
FastHybrid 公式WEBサイト(外部リンク)
Solibri【IFCモデルビューアー】
フリーソフトとしても起動可能なIFCモデルビューアー
各工種のIFCモデルを重ね合わせ、ビューに「注釈の追記」、「干渉チェック機能」、「寸法計測」など、納まりの確認が可能に。
質疑資料に干渉部分のスクリーンショットを加え、資料の説得力が飛躍的に高まり、建設現場のBIMモデル確認会に多く活用されています。
Solibri 公式WEBサイト(外部リンク)
Trimble Connect【IFCモデルビューアー】
フリーソフトとしても起動可能なIFCモデルビューアー
各工種のIFCモデルを重ね合わせ、ビューに「注釈の追記」、「寸法計測」など、納まりの確認が可能に。
質疑資料に干渉部分のスクリーンショットを加え、資料の説得力が飛躍的に高まります。
構造詳細設計向けBIMソフト『Tekla Structures』を展開するTrimble社が提供
Trimble Connect 公式WEBサイト(外部リンク)
IFCモデルビューアー
『Trimble Connect(トリンブルコネクト)』
▼ Trimble 公式WEBサイト
Autodesk Revit【BIMソフトウェア】
多くの設計事務所、ゼネコンでBIMの基幹ソフトとして採用
建築プロジェクトの情報が集約され発信の拠点となる中心的なBIMソフトウェアになります。
鉄工所で直接的に活用されるシーンは少ないとしても、建設現場作業所で進行する「生」の情報を掴むために導入するメリットがあります。
BIMソフト『Revit』で作図した『統合BIMモデル』
Autodesk Revit 公式WEBサイト(外部リンク)
BIMソフトウェア
『Autodesk Revit(レビット)』
▼ オートデスク株式会社 公式WEBサイト
https://www.autodesk.co.jp/products/revit/overview?term=1-YEAR&tab=subscription
鉄骨モデルデータの精度を上げ、大きなメリットを得よう
上記のソフトウェアに目新しい製品はありません。
いま導入済みの鉄骨専用CADを使い倒し、作図・現寸・工程管理・コスト管理を実行する事で、ゼネコンより要求される鉄骨BIMへの対応は、ほとんどが可能になります。
鉄骨モデルデータの精度を上げれば、鉄工所(ファブリケーター)にもゼネコンにも、大きなメリットが期待できるでしょう。