S+BIM エスビム 2D図面連携

3Dモデルと2次元図面を同一画面に重ねて表示、画面切り替えが不要に!

スパイダープラス株式会社

建設DXサービス「SPIDERPLUS(スパイダープラス)」を提供するスパイダープラス株式会社が、3Dモデルと2次元図面を同一画面上に重ねて表示する「2D図面連携」を開発、提供開始。

「2D図面連携」は、SPIDERPLUSのオプション機能「S+BIM(エスビム)」に追加された新機能。

本機能の活用により、3Dモデルと2次元図面を併用する際に何度も行っていた画面の切り替えが不要になり、3Dモデルと2次元の両図面を用いた現場確認業務がさらに効率化されます。(2024年9月現在、本機能に対する国際特許を出願中)

本機能により、オプション機能「S+BIM」の新規導入を推進し、人手不足が深刻化する建設業界において活用が期待されているBIMの普及に貢献していく。

建設業界におけるBIM活用推進の背景と課題

国土交通省では、2023年から直轄工事におけるBIM/CIM原則適用を推進しており、民間工事においても効率化の一貫としてBIM活用が拡がっている一方で、建設現場での効率的なBIM活用について課題が生まれています。

例えば、設備工事の現場では3Dモデルを見ることによって配管やダクトの干渉などを直観的に把握することができますが、配管同士の距離が設計や法律の規定に従ったものであるか否かは2次元図面で確認します。

現場において3Dモデルと2次元図面の両方で確認を行う場合、現場では2次元図面で確認した後、3Dモデルでも確認するために現場から事務所に戻ることを余儀なくされます。

そこでスパイダープラス社は、現場でも3Dモデルを閲覧できるSPIDERPLUSのオプション機能「S+BIM」を開発し、これらの課題を解決していく。

「S+BIM」の開発によって現場における3Dモデルと2次元図面の併用を可能にした一方で、3Dモデルと2次元図面の併用時には何度も画面を切り替えなければならないなど、改善の余地が残されていました。

このたび開発した「2D図面連携」は、この課題を解消し、現場におけるBIM活用の幅を広げる機能となっている。

2D図面連携機能で出来ること:画面を切り替える手間が不要に!

エスビムの2D図面連携

ひとつの画面で3Dモデルと2次元図面を同時に閲覧

「2D図面連携」によって3Dモデルを表示している画面の中に2次元図面を同時に表示することができるため、画面を切り替える手間を削減し、3Dモデル画面内の任意の部材と周辺の状況を直観的に把握できます。

施工現場の効率化の強い助けに

3D/2D両方の図面を同一画面に表示することから、3Dモデルを見るために事務所に戻ることなく、現場で確認して作業にかかることが可能になります。

このように、「2D図面連携」によって、現場で従来余儀なくされていた手間が一掃され、確かな情報にもとづいて作業を行うことができるように。

「2D図面連携」により、直観的に把握した状況を作業の順番を考える際のより詳しい計画立案に活用したり、より精緻な計画にもとづいた施工ができることにより作業の手戻り発生を防いで現場の効率化に寄与します。

S+BIM内で見たい部材をワンタップで表示!レイヤーフィルタリング機能も登場

S+BIM画面内で表示のフィルタリングを行う際、文字列を入力することなく、画面をタップするだけで絞り込み表示を可能にします。

エスビムのレイヤーフィルタリング機能

例えば、建物から壁など、任意の建築部材のみを非表示にしたい場合は、モデルツリーから全ての階層の部材を探したり、ひとつずつの部材を選択して他を非表示にする必要があるが、「レイヤーフィルタリング機能」によって建築部材ごとのレイヤーを設定し、表示について画面をタップすることで切り替えることが可能に。

ユーザーから寄せられるご相談から3Dモデルの作成や、BIMを作図に使用する場合、画面内では部材ごとのレイヤー単位で表示を絞り込むことが多く、現場で使う方々には馴染みが深いことがわかり、このたびの開発に繋がることとなる。

レイヤーフィルタリング機能と2D図面連携機能とを併用することにより、任意の部材を表示させている間、画面を切り替えることなく、任意の部材周辺の状況や壁などとの位置関係を把握できるようになります。

本機能に用いた技術について、国際特許を出願中

なお、本機能に用いた技術について、スパイダープラス社は国際特許を出願中。特許出願によって顧客がSPIDERPLUS活用で生む付加価値を守り、拡大する建設DXニーズに応えていく。

【SPIDERPLUS S+BIM(エスビム)】スパイダープラス株式会社