デジタルツインに関する意識調査

デベロッパー社員のデジタルツインに関する意識調査

出典元:株式会社スタイルポート

3Dコミュニケーションプラットフォーム『ROOV』を開発・提供する株式会社スタイルポートは、デベロッパーに勤める会社員100名を対象に、デベロッパーの「デジタルツイン」に関する意識調査を実施。

「デジタルツイン」の内容までよく理解しているのは14%

Q1. あなたは「デジタルツイン」をご存じですか?

デジタルツインに関するアンケート調査結果

『デジタルツイン(Digital Twin)』とは、現実空間の情報を、サイバー空間内に再現する技術のこと

内容までよく理解している」が14.0%、「聞いたことはあるが、内容を理解していない」が33.0%、「聞いたこともないし、理解もしていない」が39.0%という回答となりました。

勤務先の「デジタルツイン」の活用状況

Q2. あなたのお勤め先における、『デジタルツイン』の活用状況を教えてください

デジタルツインに関するアンケート調査結果

Q2で、勤務先において「デジタルツインの活用が進んでいる」と回答した方(n=8)に追加で以下3問を複数回答形式で調査をしたところ、以下のような結果となりました。

デジタルツインを活用している目的は「プロジェクト関係者間でのコミュニケーションの効率」と「プロジェクト関係者間でのイメージの共有」をそれぞれ半数が回答し最多となり、「意思決定プロセスの革新」を目的としてデジタルツインの活用が進められていることがわかりました。

また、デジタルツイン活用によって情報共有を行う際の課題としては「情報共有に多くの工数がかかる」と8名中5名が回答し最多。

さらに「デジタルツインを活用した情報共有をより簡単にしたいと思うか?」という問いに対しては、8名全員が「そう思う」と回答し、現状のデジタルツイン活用において課題となっている手間・工数を解決できるようなソリューションに対して、今後さらに注目が高まってくると考えられます。

デジタルツイン活用によって期待できそうな効果

Q3.「デジタルツイン」の活用によって期待できそうな効果を教えてください

デジタルツインに関するアンケート調査結果

Q2で「活用を進めようとしているがまだ使われていない」「まだ使われておらず、使用を検討中」と回答した方に、「Q3.「デジタルツイン」の活用によって期待できそうな効果を教えてください。(複数回答)」(n=25)と質問したところ、「顧客やテナントへの説明、興味・関心の向上」などの創造価値の最大化と「プロジェクト関係者間でのイメージの共有」などの意思決定プロセスの革新に関する項目が上位の傾向に。

「デジタルツイン」の活用を検討したいと回答が約4割に

Q4.「建設業の2024年問題」への対応に向けて、「デジタルツイン」の活用を検討したいと思いますか

デジタルツインに関するアンケート調査結果

勤務先のBIMの活用状況、「全く活用が進んでいない」が24.0%で最多

Q5.あなたのお勤め先では、BIMの活用が進んでいますか

デジタルツインに関するアンケート調査結果

BIMを活用する上で感じている課題、第1位は?

Q6.BIMを活用する上で感じている課題を教えてください

デジタルツインに関するアンケート調査結果

BIMを活用する上で感じている課題、第1位「導入コストがかかる」、第2位「社内のBIM導入への理解が不足している」という結果に。

意識調査まとめ

今回は、デベロッパーに勤める会社員100名を対象に、デベロッパーの「デジタルツイン」に関する意識調査を実施。調査結果から、デジタルツインの理解度はまだ低く、「内容までよく理解している」と回答したのは14.0%にとどまりました。また、実際にデジタルツインを活用しているデベロッパーはその目的として「プロジェクト関係者間でのコミュニケーションの効率化」や「イメージの共有」を挙げました。

また、デジタルツインの活用においては「情報共有に多くの工数がかかる」ことが最大の課題として挙げられ、全員が情報共有をより簡単にする必要があると考えていることがわかりました。

最後に、約4割が「建設業の2024年問題」への対応に向けてデジタルツインの活用を検討したいと回答していることから、デジタルツインのさらなる活用とその効果に期待が集まっていることがうかがえます。

今回の調査では、デベロッパーにおけるデジタルツインの利用状況が明らかになり、その普及は初期段階にあることがわかりました。また、デジタルツインを活用しているデベロッパーでは、プロジェクトの効率化やコミュニケーションの向上など、デジタルツインのメリットを実感している一方で、情報共有の工数削減や効率的なプロジェクト管理が課題として残っていることもわかりました。

これからのデジタルツイン技術の普及と教育の強化が、業界全体の発展の鍵となるのではないでしょうか。

調査概要:デベロッパーの『デジタルツイン』に関する意識調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
  • 調査期間:2024年4月24日〜同年4月25日
  • 有効回答:デベロッパーに勤める会社員(営業担当者53名、企画/設計/設計管理担当者22名、開発担当者51名、施設管理/保守/メンテナンス担当者14名、品質管理9名、その他21名、未回答者2名)100名
  • 構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

デジタルツインで建設・不動産業界のDXを牽引する。スタイルポート社

株式会社スタイルポート

建物が完成するまで、従来は図面を見ながら合意形成をしていましたが、図面だけではイメージがしにくく、特に規模の大きな建物においては、利害関係者も多く、合意形成まで時間やコストがかかります。昨今は、BIMの活用により、完成形をイメージしやすい3D画像によって合意形成を行うケースが増えていますが、BIMはデータ量が重く、WEBブラウザ上でのやりとりは困難です。3Dコミュニケーション・プラットフォーム『ROOV』であれば、WEBブラウザ上で、誰もが、いつでも、どこでも、簡単に3D画像による確認ができ、合意形成をサポートします。

スタイルポート社の「デジタルツイン」とは?

仮想空間上に再現したデジタルツインによって、いつでも・どこにいても・誰とでも簡単に空間イメージを共有し、コミュニケーションを拡張。これによって、空間理解の障壁であった、時間・場所・経験による制約からユーザーを解放します。

同時にコミュニケーションを可視化し、デジタルツイン上に関連づけて整理記録された情報プラットフォームを構築します。詳しくはこちら:https://styleport.co.jp/